米軍に実在した「幽霊部隊」とは!?ハッタリ作戦で敵国の度肝を抜く

敵軍を騙すハッタリ集団

第二次世界大戦でゴースト・アーミーが、どんな戦い方をしていたのか?

コチラの写真を見てもらうのが、手っ取り早いかと思います。

第2次世界大戦中に敵軍を騙す幽霊部隊が実在した

兵士がたった4人で戦車を持ち上げてるんですが、これは兵士が人並み外れた怪力を持っているわけではありません。

これはゴースト・アーミーが考案した「空気を入れて膨らませるバルーンタイプ戦車」なのです。

もちろん、戦車本来の戦力はありませんが、バルーン戦車の狙いは「遠くから見た敵国の偵察兵士に本物だと見間違わせる」こと。

戦場でバルーン戦車を何台も膨らませば、敵国には「アメリカの戦車の大群が迫ってきた!!!」とビビらせることが出来るのです。

第2次世界大戦中に敵軍を騙す幽霊部隊が実在した

 

戦車以外にも、実物と見紛うほど忠実にデザインされた大砲、ジープ、トラック、飛行機などのバルーンを戦場に持ち込み、特殊なコンプレッサーで膨らませ、敵国を威嚇。

更に、巨大なスピーカーで予め録音しておいた「大勢の兵士が歩いている音」「飛行機が飛び立つ音」などを大音量で流す、煙や光などの特殊効果を使って敵兵士を錯乱させる、敵軍の無線に偽の情報を流すなど、知恵を絞った小賢しい戦術こそ、ハッタリ集団ゴースト・アーミーの戦い方だったのです。

そして、このゴースト・アーミーに所属していた兵士の中には、後に芸術の世界で成功を収めたアーティストも少なくないのです!!!