怖い都市伝説11「ベビーシッター」
ある夜、10代の少女がベビーシッターのバイトをしていた。
子供をベッドに寝かしつけると、少女はテレビを見て時間を潰した。
その時、家の電話がなる。
彼女が電話に出ると、受話器から若い男の笑い声が聞こえてきた。
「ちゃんと子供を見守らないといけないよ」
間違い電話だと思い、少女は特に気にしなかった。
数分後、再び同じ男から電話があり、笑いながら「ちゃんと子供の様子を見に行ったかい?」と聞いてきた。
誰なのか尋ねると、電話は切られた。
その後、電話が鳴っても少女は無視することにした。
が、あまりのしつこさに恐怖を感じた少女は警察へ通報し、誰が電話をかけてきているのか調べてもらうことにした。
しばらくして、警察から折返しの連絡が来た。
「電話は君のいる家の中からかけられている。今すぐに、その家を出なさい!!!」
少女は家の外に避難し、警察が駆けつけた。
犯人は家の2階から忍び込み、寝ていた子供を殺した後に、下の階にいる少女をおびき寄せようとしていたのだった。
怖い都市伝説12「エリサ・デイ」
エリサ・デイという若い女性は野バラのように美しいと評判だった。
あるとき、エリサの暮らす街に一人の若者がやって来て、彼女と恋に落ちた。
1日目。
彼はエリサの部屋を訪ねた。
2日目。
彼はエリサに赤いバラをプレゼントして、こう告げた。
「野バラが咲いている場所で会いたい」
3日目。
2人は野バラの咲く小川のほとりにやって来て、男はエリサの耳元で囁いた。
「全ての美しいものは死ななければならない」
そう言って、男はエリサを石で殴り殺して死体を川に流した。
そこから、川のほとりでは頭から血を流し、一輪の野ばらを手に持ったエリサの亡霊が目撃されるようになった。