怖い都市伝説13「地の底」
1989年頃の話…
ロシアの科学者達がシベリアで地中深くに穴を掘っていた。
ひたすら掘り進め、穴の深さが14.5kmに達した時、空洞に行き当たった。
地下の空洞に何があるのかを調査するために、撮影機材を降ろしてみると、温度はみるみる1000度以上に上昇し、さらに、信じられないような音声が録音されていた。
マイクが高温で溶けてしまうまでの17秒間、恐ろしい叫び声が聞こえてきたのだ。
それは、まるで地獄の炎に焼かれている者たちの断末魔。
「私達は、とんでもない事をしてしまったのかもしれない…」
科学者達はすぐに研究を中止して、再び穴を埋めることにした。
しかし、恐ろしい音声を聞いた当日の夜遅く、科学者たちは恐ろしい光景を目撃する。
自分たちが掘った穴から燃えさかる炎の柱が立ち上り、それは巨大な翼を持つ悪魔の形となった。
そして、炎の中にロシア語の文字が現れた。
「私がこの世の支配者だ」
怖い都市伝説14「喉をつまらせたドーベルマン」
ある女性が帰宅すると、愛犬のドーベルマンが玄関で苦しそうに唸り声を上げていた。
女性は急いで獣医のもとに連れて行く。
「何かが喉に詰まっています。これは気管を切開して詰まっているものを取り除かなければいけません」
女性は手術に同意し、終わったら連絡をもらうことにして、一旦帰宅することに。
途中で買い物をしながら自宅へ向かい、玄関を開けようとしたところで携帯電話が鳴った。
「家に入ってはいけない!!!」
それは先程、愛犬の手術を依頼した獣医からだった。
何事かと理由を尋ねると、電話口の獣医は驚愕の事実を告げる。
「ドーベルマンの喉には成人男性の指が3本詰まっていました。まだ家の中に、この指の持ち主が潜んでいるかもしれない」
女性の通報によって警察が駆けつけ、直ちに家の中を捜索。
すると、クローゼットの中から手を真っ赤に染めた強盗が発見された…