怖い都市伝説5「ガガーリンじゃなかった」
1961年に世界初の有人宇宙飛行を成し遂げた人物といえば「地球は青かった」でお馴染みのソビエトの軍人ユーリイ・ガガーリンだ。
しかし「人類で初めて宇宙に行ったのはガガーリンではない」と主張する人達がいる。
「宇宙飛行から初めて地球へ生還したのはガガーリンだけど、彼よりも以前に宇宙へ行って地球に戻ってこれなかった飛行士がいるはずだ」
当時は世界東と西に分断した冷戦真っ只中で、アメリカとソ連が宇宙開発を競い合っていた時代。
特にソビエトの宇宙計画は徹底した情報管理で厚い秘密ベールに包まれていた。
後にソビエト連邦が崩壊したタイミングで、冷戦当時の宇宙計画に関する文書が公開されると、そこに大きな問題があったと記されていた。
発展途上にあった人類の宇宙進出は、安全対策も手探り状態だったため、ガガーリン以前に宇宙飛行から生還できなかった人物がいても不思議じゃないと言うのだ…
もしこの話が真実ならば、今でもソビエトの宇宙飛行士が宇宙の何処かを彷徨って…
怖い都市伝説6「ラ・ロローナ」
今から100年ほど前のメキシコに、マリアという美しい女性がいた。
マリアは裕福な男性と結婚し、二人の子宝に恵まれた。
しかし幸せな時間は長く続かなかった。
徐々に夫は自宅で過ごす時間が少なくなっていき、マリアに冷たくなっていった。
そんなある日、子供達と散歩にでかけたマリアは、夫が知らない女性と一緒にいるところを目撃してしまう。
怒りで我を忘れたマリアは、子供達を川に投げ込んでしまった。
すぐに、自分がとんでもない事をしてしまったと後悔したマリアは、川に飛び込み自殺した。
翌日、マリアの遺体は村の墓地に埋葬されたが、子供達の遺体は発見されなかったと言う。
しばらくして、村人たちはマリアが埋葬された墓地の近くを通ると、どこからともなく女性のすすり泣く声を聴くようになった。
「私の子供はどこにいるの…」
それは、亡くなったはずのマリアの声にそっくりだった。
そして、死者を埋葬する時に着せる、白くて丈の長いローブを着た女性が、夜の川岸を歩いている姿も目撃されるようになる。
天国へ行くことの出来なかったマリアは、今でもメキシコの街を彷徨いながら子供たちの遺体を探していると言われている。
その姿が、度々目撃されているのだ…