人間は空を飛べません…
空を飛べない人間は、自由に大空を旅する鳥に憧れるあまり「鳥人間コンテスト」なる創造の神への挑発行為とも取られかねないTVショーまで誕生させてしまいました。
そんな鳥への憧れが生んだ悲劇か?
それとも、突然変異によって人間が新たなステージへ向かう分岐点なのか?
交わることのなかった鳥と人間の関係をメルトダウンさせかねない、不気味な動画がインド国内で拡散。
新聞社も動き出す騒動となったようです…
インドの鳥人間動画パニック
問題の動画が撮影されたのはインドの湾岸都市ヴィシャーカパトナム。
ベンガル湾に面した貿易の重要地点で、インド海軍の拠点もおかれているため、毎日、多くの船が出入りしている港に、ヤツラはひっそりと姿を隠していた…
Photo|YouTube
直立して大きな目でカメラを見つめる鳥のような生物が2体、その後ろに隠れるように、もう1体。
鳥のようで鳥ではない…ように思える理由は、映像でおさめられた生物の立ち振舞や動きが鳥ではなく、人間のようだからだ。
「これは鳥と人間の特徴を持ったエイリアンだ!!!」
「人間と鶏のDNAを組み替えた新種の生物だ!!!」
ヴィシャーカパトナムの造船所で働く従業員が発見し、その姿を撮影してネットに投稿したところ、映像はたちまち拡散して憶測が飛び交う事態となった。
が…
謎の鳥人間の正体はアッサリと判明してしまった…
正解はヒガシメンフクロウ
謎の鳥人間の裏取りに動いた新聞社が動物園の学芸員をしているシバニ・ドングルさんに話を聞いたところ、アッサリと正体が判明した。
「インド中部から南にかけて生息するヒガシメンフクロウですね。ハート型の輪郭と下向きのクチバシが特徴的な美しい種類です。用心深い性格なので、カメラを警戒しているのでしょう」
とのこと…
「地面に直立しているのは、止まり木が無かったからですよ」
なるほどね…
UMAウォッチャーとして浮足立ってしまい、テンション高く記事を書き始めてしまった反動で、只今、恥ずかしさと自己嫌悪がダクダクと溢れてまいりました…
この沈んだ気持ちをナチュラルハイな鳥人間コンテストパイロットたちに癒やしてもらおう…
追伸
3羽のフクロウはインド政府によって保護されたそうです。
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こんな都市伝説的な話題も…
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