怖い都市伝説7「顔無しチャーリー」
深夜の路上やトンネルで、向こうから誰かがやってくる…
気のせいか、近づいてくる人物は奇妙な光を放っているように見える。
すれ違いざまに、その人の顔を覗き込むと、目も鼻も口も無く、ぽっかり穴が開いているだけだった…
これは、アメリカの有名な都市伝説「顔無しチャーリー」。
唐突に路上で異形の者と出くわすストーリーは日本の「口裂け女」にも近いが、「顔無しチャーリー」の都市伝説は実在した人物をベースにしている。
レイモンド・ロビンソンはペンシルベニア州に実在した人物で、1985年に74歳でこの世を去った。
レイモンドの顔には、子供の頃に不慮の事故で負った重度の火傷の跡が残っていたため、彼は人目を避けて深夜に外を徘徊していた。
その時、偶然彼を見かけた人々はレイモンドの顔を見て怯え、口々に深夜に出現する顔の焼けただれた男のことを噂した。
このレイモンドに関する噂が広がっていくにつれて、深夜に現れる顔無しチャーリーの都市伝説が生まれたと言われている…
怖い都市伝説8「その手をナメたのは…」
その日少女は、一人で留守番をしていた。
テレビでは、ある凶悪犯が脱走したニュースを盛んに報じていた。
夜もふけ、そろそろ眠ようと少女は家の戸締りを確認して、愛犬と一緒にベッドで眠りについた。
日頃から愛犬は寝ている少女の手をナメることがあった。
その日の夜も、自分の手がナメられているのを感じたが少女は気にすることなく眠り続けた。
翌朝、少女がバスルームへ行くと、そこには愛犬の頭だけがシャワーヘッドからぶら下がっていた。
そしてバスルームの壁には、赤い血でこう書かれていた。
「手をナメるのは犬だけじゃないよ」