怖い都市伝説7「獣の犠牲者」
1958年11月14日にリリアン・グレイは77歳でこの世を去り、ユタ州ソルトレイクシティーの墓地に埋葬された。
彼女の墓石には、こう書かれている。
「666 獣の犠牲者」
言わずもがな666はキリスト教徒が忌み嫌う悪魔の数字。
しかも、リリアン・グレイが自然死だったことは明らかで、死の前後に不審な出来事はない。
では、何故このような気味の悪い一文が墓石に刻まれているのか?
原因は、彼女の夫のエルマー・グレイにあったと言われている。
夫のエルマーは反社会的かつエキセントリックな人物で、謎めいた過去の持ち主だった。
彼は、妻の墓石に不吉なメッセージを刻み、人々の反応を楽しんでいたのではないかと言われている。
その墓石がこちら…
怖い都市伝説8「顔無しチャーリー」
深夜の路上やトンネルで、向こうから誰かがやってくる…
気のせいか、近づいてくる人物は奇妙な光を放っているように見える。
すれ違いざまに、その人の顔を覗き込むと、目も鼻も口も無く、ぽっかり穴が開いているだけだった…
これは、アメリカの有名な都市伝説「顔無しチャーリー」。
唐突に路上で異形の者と出くわすストーリーは、日本の「口裂け女」にも近いが、「顔無しチャーリー」の都市伝説は、実在した人物をベースにしている。
レイモンド・ロビンソンはペンシルベニア州に実在した人物で、1985年に74歳でこの世を去った。
レイモンドの顔には、子供の頃に不慮の事故で負った重度の火傷の跡が残っていたため、彼は人目を避けて深夜に外を徘徊していた。
その時、偶然彼を見かけた人々はレイモンドの顔を見て怯え、口々に深夜に出現する顔の焼けただれた男のことを噂した。
このレイモンドに関する噂が広がっていくにつれて、深夜に現れる顔無しチャーリーの都市伝説が生まれたと言われている…