ネット上にあふれている怖い話のほとんどは、どこかの誰かが創作したもの。
でも、今回紹介するのは、ガチで本当にあった怖い未解決事件の話。
本当にあった怖い話「頭蓋骨と行進する女」
2016年10月のことだった。
天気の良い秋晴れの午後、アメリカのカリフォルニア州サクラメントの通りを奇妙な女性が歩いていた。
上下真っ赤な薄汚れた服を着て右手には先端にドクロが取り付けられた棒を握り、まるでパレードでもしているかのようにノロノロと行進していたのだ…
コチラは、その様子を偶然目撃した人が撮影した写真。
月末にハロウィンが近づいていることもあり、目撃した人の多くは「奇抜な格好でふざけてる陽気なおばさん」だと気にもとめなかった。
しかし、警察官が女性に職務質問すると驚愕の事実が発覚する。
女性は住所不定のホームレスだったのだが、彼女が手にしていたドクロは造り物ではなく明らかに本物の人間の頭蓋骨だったのだ。
ただ女性は話が通じるような状態ではなかったため、警察官は彼女の後をついて行くことにした。
彼女が行き着いた先は長いこと使用されていない廃墟。
そこで警察官が付近を捜索すると、なんと身元不明の遺体を発見したのだった…
頭蓋骨は誰のもの?
警察は遺体の身元を特定するために捜査を開始した。
近隣の住人たちは「何年も前からホームレス達が寝泊まりしていることは知っていた」「悪臭はしたが猫の死体だと思ってた」などと供述。警察は「野垂れ死んだホームレスの遺体」と断定して、それほど熱心に捜査を続けることはなかった。
非常に気味の悪い事件だが、現在に至るまで、女性ホームレスが頭蓋骨を掲げていた遺体が誰だったのか、何が原因で死亡したのか、明らかにはなっていない…