これは2023年8月にブラジルで発生した「占い」に関連する恐ろしい事件。
ある占い師が女性の死を予言すると、それが的中して本当に女性が死亡してしまった。
ただ、この死の予言には裏があった…
占い師の「死の予言」通り死亡した27歳の女性
「あなたは数日で死ぬわ…」
ブラジル北東部の都市マセイオに暮らす一児の母フェルナンダ・シルバさん(27歳)は、町中で知り合った手相占い師を名乗る年配の女性から、突然このように告げられた。
動揺するシルバさんに自称占い師はチョコレートを手渡して、その場を立ち去った。
翌日の2023年8月4日、それまで健康だったシルバさんは体調が急変。
目眩や腹痛、吐き気に襲われ、意識を失い転倒…家族によって病院へ担ぎ込まれたが、やがて本当に亡くなってしまった。
町で偶然出会った占い師には、シルバさんの死期が見えていたのか…?
それまで健康だったシルバさんが突然死してしまったので、遺体は検視が行われた。
その結果、予想外の事実が発覚した!!!!!
占い師のチョコから毒物を検出
検視の結果、シルバさんの突然死の原因は毒物だったことが判明。
なんと、占い師から手渡されたチョコレートの中に、殺虫剤などに含まれるオキシビス、テルブホスなど有害な化学物質が含まれていたのだ。
占い師から貰ったチョコレートは、ちゃんと包装されたものだったそうで、シルバさんは毒物が入っているなんて考えもせず食べてしまったそうだが、その後に体調が急変して亡くなったのだ。
シルバさんの遺族は次のようにコメントしている。
「なぜ何の罪もない9歳の少女の母親を殺そうとしたのか…意味が分からず困惑しています。彼女は事件に巻き込まれたり、罪を犯すような人物ではなかった。占い師の意思で毒入りチョコを手渡したのか、誰かに指示されたのか、警察に明らかにしてほしい」
現在、警察がシルバさんに毒入りチョコを手渡した高齢の自称占い師の行方を追っているけれど、まだ逮捕には至らず事件の真相は未解決のまま。