ロシアでアミナ・アバカロワという43歳の女性が逮捕されました。
モデルのような美しさですが、アミナは数々の大会で優勝経験のある女性チェスプレーヤー。
そんな彼女が、なんとチェスの駒に水銀を塗ってライバルプレーヤーを殺害しようとしたそうなのです!!!
美女がチェスの駒に水銀塗ってライバルを殺害!?
事件が起きたのは2024年8月2日。ロシア南部の都市マハチカラでチェスのトーナメント大会が開催されました。
この大会に女性チェスプレーヤーのウマイガナット・オスマノバさんが出場していたのですが、対局開始直後に重度の目眩と吐き気を訴えて倒れてしまいます。
ウマイガナットさんは医師の診察を受けると、目眩や吐き気は水銀による中毒症状だったことが判明。
その後、対局でウマイガナットさんが使用していたチェスの駒を調べると、そこに水銀が塗られていたことが発覚。
大会主催者が大会会場の防犯カメラ映像を確認すると、そこには驚きの光景が撮影されていました…
防犯カメラに美人チェスプレーヤー犯行の瞬間
トーナメント開始の数時間前、人気のない会場に一人の女声が現れました。
それはウマイガナット・オスマノバさんの対戦相手で、トーナメント優勝候補のアミナ・アバカロワ。
アミナは辺りをキョロキョロ見回して誰もいないのを確認すると、バッグの中から小瓶を取り出します。
そして、ウマイガナット・オスマノバが試合で使用する予定だった複数の駒に小瓶の中の何かを塗ったのです。
大会主催者は警察に通報。監視カメラに残された映像が決め手となって美人チェスプレーヤーのアミナ・アバカロワは殺人未遂容疑で逮捕。
その後、警察の取り調べにアミナが語った犯行動機は「対局に勝ちたかった」などの単純なものではありませんでした…
美人チェスプレーヤーの犯行動機はライバルの暴言
水銀の塗られた駒で毒殺されかけたウマイガナット・オスマノバさんと逮捕されたアミナ・アバカロワは幼少期からチェスのライバル的存在だったそうです。
ただ二人の関係は友好的ではなく、アミナは次のように犯行動機を語っています。
「あいつが自分と家族に対して影で暴言を吐いていた。これは復讐だ」
有罪となれば、最高で懲役3年の実刑判決が下される可能性もあるとのこと。
チェスに詳しい専門家も「このような事件は聞いたことがない。長いチェスの歴史の中でも、対局で毒物が使用された初めてのケースとして記録が残るでしょう」と驚愕。
ちなみに毒殺されかけたウマイガナットさんは、その後トーナメントに復帰して勝ち続け上位入賞を果たしたそうです。
一方逮捕されたアミナ・アバカロワに対して、ロシアチェス連盟は永久出場停止処分を検討しているとのこと。