今この瞬間、目の前の大きなハンバーガーに食らいつきながら記事を読もうとしている人は、一旦、食事を中断してください。
もし、そのハンバーガーを食べるため大きく口を開くと、思いも寄らない災難に見舞われてしまうかもしれません。
あるイギリスに住む女性は、大きなハンバーガーを食べたことが原因で、5度も手術を受けるほどの重症を負ってしまったのです…
巨大ハンバーガーでアゴ崩壊の重症
イングランドの都市ポーツマスに住むホリー・ストレヴェンスさん34歳は、1個のハンバーガーに「人生を狂わされた…」と、今でも後悔の毎日を送っています。
ホリーさんの人生に災難が降り掛かったのは2014年7月。
その日、ホリーさんは自宅でテレビを見ながら、ケンタッキーでテイクアウトしてきた巨大なチキンバーガーにガブリと齧り付きました。
すると突然、今まで聞いたことがないような大きなノイズが聞こえたとそうです。
なんと、その大きなノイズはホリーさんの左側のアゴが脱臼した音だったのです!!!
巨大ハンバーガーで重度の顎関節症
脱臼したホリーさんのアゴは元に戻ったんですが、そこから左アゴの激痛に悩まされるようになってしまいました。
医師の診断は重度の顎関節症。
一般的な顎関節症は、なるべくアゴを使わないようにして薬を飲めば改善されますが、ホリーさんの顎関節症は、いくら時間が経っても良くなることはありませんでした。
「ケンタッキーのバーガーを食べる前は、全く健康に問題なかったんです。とても悔しい思いですが、同じようなことは口を大きく開ければ誰にだって起こりうるんです」
アゴの脱臼から数年経っても、痛みは全く治まらない。メンタルも不安定になり、発作に襲われるようになったホリーさんは、2017年に痛む左アゴを人工関節に取り替える手術を決意。
これまでに合計で5回の手術が行われ、アゴを固定するため、12本のボルトが埋め込まれたそうです。
ところが、それでもホリーさんのアゴの痛みは良くならないまま、現在に至っています。
巨大ハンバーガー反対運動
アゴを人工関節に取り替えても痛みの治まらないホリーさんは、リンゴを食べるだけでも激痛がはしり、口は1cmほどしか開けることができません。
本当なら、一人娘のために働かなくてはならないのですが、アゴの痛みで仕事もままなりません。
「自分と同じような被害者を出さないためにも、ファーストフード店で販売されているハンバーガーを小さくするよう訴えていきます」
皆さんも、巨大なハンバーガーをガブリいくときは、注意してください…