ある日突然、人が姿を消す…
自分の意志で失踪したのか?それとも事件に巻き込まれて連れ去られたのか?
2008年にアメリカで姿を消した大学生も父親と携帯電話で話している途中で、ぷっつりと行方が分からなくなってしまった…
【未解決事件】電話の途中で失踪した大学生
19歳の大学生ブランドン・スワンソンは、アメリカ中西部ミネソタ州の田舎町マーシャルで両親と一緒に暮らしていた。
2008年5月14日…
この日の夜、ブランドンは大学の友人たちとのパーティーに参加。特にお酒も飲んでいなかったので、深夜に車で帰宅することにした。
ところが、帰宅途中にブランドンは運転を誤って、車が道路脇の溝に落ちてしまった。
一人では車を動かすことも出来ないし、歩いて自宅に帰るには遠すぎる。
仕方なくブランドンは携帯電話から自宅に電話。両親に事情を説明して「車で迎えに来てほしい」と頼んだ。
すぐに両親は車に乗って、携帯で事故った場所を聞きつつ、息子のもとに向かった。夜の田舎道で、周りに目印になるようなものは、ほとんど何もない。
おおよそブランドンが指定した場所に到着した両親は、息子が発見しやすいように車のヘッドライトをチカチカ点滅させた。
ところが、電話口のブランドンは「何も見えない」と言う。逆に、ブランドンが事故った車のヘッドライトを点滅させるが、これも両親には見えない。
そもそも落ち合う場所を間違っているのか?
埒が明かないので、ブランドンは「歩いて近くの友達の家に行く」と言って歩き出した。
父親は、夜も遅いので一旦、母親を自宅まで送り届け、再び息子を探しに出かけた。
すでに時刻は深夜2時を回っていた。
ブランドンと父親は携帯電話で通話しながら、なんとか落ち合おうとした。ところが、通話の最中に突然、ブランドンは「Oh shit!!!(なんだよクソ)」と叫んだと思うと通話が途切れてしまった。
その後、父親は何度も電話をかけ直したけれど、まったくつながらない。必死に付近を探したけれど息子の居所がつかめないため、午前6時30分頃に警察へ通報し、息子の捜索を依頼した…