これはアメリカのマクドナルドで本当にあった不可解な事件。
家族でマクドナルドに立ち寄った女性が、店内に落ちていたある物を拾い上げたところ、数分の内に全身が麻痺して意識を失ってしまったのだ…
マクドナルド店内で女性客が意識不明の怪事件
ケンタッキー州に住むレニー・パーソンズは、夫、2人の子供と一緒に、車でテキサス州に向かっていた。
その道中で、食事休憩のため一家はテネシー州のマクドナルドに立ち寄った。
するとそこで、レニーの体調に異変が起きた。
「体が燃えるように熱くなって、全身が動かせなくなってしまったんです。呼吸も苦しくなって…」
数分前まで普通に車を運転していたレニーは、マクドナルドの店内で意識を失ってしまった。
すぐに夫のジャスティンは、レニーを車に乗せ最寄りの病院へ急行。そこで医師の診察と処置を受け、なんとか一命は取り留めた。
この時一体、レニーの身に何が起きていたのか?
医師から診察結果を聞かされた夫婦は耳を疑った…
落ちていた1ドル紙幣に強力な薬物が付着でオーバードーズ
診察を行った医師は、レニーの体調が急変した原因は「薬物の過剰摂取(オーバードーズ)」だったと告げた。
当然、レニーはマクドナルドに食事をしに来ただけで、オーバードーズなんて有り得ない。ただ、レニーが体調を崩す直前に、気になることがあった。
彼女はマクドナルドの店内に落ちていた1ドル札を見つけて拾い上げた。そして、直後にレニーは意識を失ったのだ。
夫婦は落ちていた1ドル紙幣に強力な薬物が付着していて、それが皮膚から体内に入り、オーバードーズの症状が現れたのではないかと考えている。
しかし、病院や警察の検査では、レニーの体内から特定の薬物は検出されなかった。マクドナルドに落ちていた不審な1ドル札も紛失してしまったため原因の特定には至っていない。
が、この数日前、レニーが立ち寄ったマクドナルドと同じテネシー州のガソリンスタンドで、強力な薬物が付着したドル紙幣が発見されていたのだ!!!
ヘロインの50倍強力な薬物
マクドナルドでレニー・パーソンズが意識を失う数日前、同じくテネシー州にあるガソリンスタンドで、折りたたまれた紙幣が床に落ちているのを発見された。
この時発見された紙幣には白い粉末が付着していて、不審に思った店員が警察に通報。
警察が検査を行ったところ、それはメタンフェタミンとフェンタニルを混ぜ合わせたものだった。
メタンフェタミンは日本では覚醒剤としてお馴染み。そして、フェンタニルはヘロインの50倍強力だと言われる薬物。
フェンタニルは、皮膚に付着しただけでもオーバードーズを引き起こす危険性があるほど非常に強力。
たまたまフェンタニルと覚醒剤が付着した紙幣が落ちてるなんて、まず有り得ない。
拾った人をオーバードーズに陥れるため、何者かが悪意を持って罠を仕掛けたと考える方が自然だ。
テネシー州の警察は「これは非常に危険です。あなたの子供に落ちているお金を拾わないように教えてあげてください」と周辺市民に警告を出していたが、数日後に同じような事件がマクドナルドで起きてしまったのだ。
果たして、ドラッグ紙幣のトラップを仕掛けた犯人は逮捕されるのか?
もし落ちているお札を発見しても、安易に手を伸ばさいない方が身のためかもしれない…