ある日突然、夫と子供を残して普通の主婦が失踪…
よくあるタイプの失踪事件だけれど、今回紹介するのは非常に珍しいパターン。
主婦の失踪事件は発生から10年以上経って意外な結末を迎える…
子供を学校に送った主婦が失踪
2002年2月8日…
ペンシルベニア州に住む当時43歳の主婦ブレンダ・ヘイストが、突然姿を消した。
11歳の息子と8歳の娘を学校へ送った後に、全く行方が分からなくなってしまったのだ。
自宅には、その日の夕飯のために解凍途中の鶏肉や、洗濯機の中に洗濯物がそのまま残されていて、自分の意志で失踪したにしては不自然だった。
捜査を開始した警察に対して親族や友人は「ブレンダが自ら子供たちから離れるとは思えない」「事件に巻き込まれたに違いない」と主張。
疑いの目はブレンダの夫リー・ヘイストに向けられた。
主婦の失踪と疑惑の夫
当時、ブレンダとリーは離婚に向けた話し合いをしていたが、双方の条件に折り合いがつかず平行線のままだった。
そんなタイミングでブレンダが不可解な失踪を遂げたため、警察もリーを追求した。
しかし、結局はリーのアリバイが証明されて、ブレンダ失踪事件の容疑者からは外されることになった。
ただし、警察から疑いの目を向けられたことでリーは仕事を失い経済的に困窮。残された夫と2人の子供は自宅も失ってしまった。
その後も周囲から「本当はやったんじゃないか…?」という疑惑の目を向けられながらも、リーは男手一つで子供たちを育て上げた。
そして、2010年に失踪したブレンダが法的に死亡が認められると、めでたく再婚。新たな人生をスタートさせた。
しかし、この失踪事件はここでハッピーエンドじゃない。
なんと失踪して死亡したはずのブレンダ・ヘイストは生きていたことが判明したのだ!!!