「この世には自分とよく似た人が3人いる」
とも言われ、自分とソックリな「ドッペルゲンガー」を見ると死んでしまうなんて話もある。
このような話は世界中で都市伝説的に語られているが、「不幸を招く」というのは、あながち間違っていないのかもしれない。
「もし…自分とソックリな人物が犯罪者だったら…?」
そんな「世にも奇妙な物語」に出てきそうな事件が、実際にアメリカで報じられた。
身に覚えのない冤罪で懲役19年
すべての始まりは1999年…
アメリカのミズーリ州カンザスシティの公園で、女性が襲われ財布が奪われる強盗事件が発生した。
被害者の女性は犯人の顔を目撃していたため、その証言をもとに警察はリチャード・アンソニー・ジョーンズを逮捕。
DNAや指紋などの証拠はなかったけれど、目撃証言によりリチャードには懲役19年の判決が下り刑務所へ収監された。
当初からリチャードは自分の無実を訴え続け、刑務所の中からも裁判のやり直しを求めましたが判決は覆らず…
納得のできないまま刑務所生活を送っていたのだけれど、やがてリチャードは奇妙な噂を耳にした。
「自分にソックリな男が刑務所内にいるらしい…」