映画の歴史に残るであろう超大作が完成間近だそうです…
その映画はなんと上映時間が720時間!!!
約1ヶ月に渡ってぶっ続けで上映される、映画史上最も上映時間が長い作品「アンビアンス」は、一体どんな作品なのか!?
世界一上映時間が長い映画「アンビアンス」
スウェーデン人のアーティスト、アンダース・ウェバーグ氏が監督する映画「アンビアンス」は、なんと上映時間が720時間もある超超大作。
視覚芸術の分野で20年以上活動してきたアンダース氏は、自分のアーティストとしてのキャリアの総決算として、映画の歴史の中で最も上映時間の長い映画を制作しようと決意。
「アンビアンス」の撮影を開始したそうです。
すでに「アンビアンス」は全体の400時間分を完成させていたそうですが、ゴールは720時間なので折り返し地点を少し過ぎた程度。
毎週7〜8時間分の映像を撮影&編集して公開を目指しているとか…
すでに2本の予告編が公開されているのですが、そちらもハンパじゃありません。第1段は、予告編なのに72分もあり、それだけで普通の劇場映画と同じくらいの長尺。
さらに第2の予告編は439分(7時間20分)もあるので、時間に余裕のある方はどうぞ…
こちらの予告編をちらりと視聴した感じだと、とても前衛的な内容で、ドラマ的なストーリーがあるわけではなく、定点カメラの白黒映像の中で、二人の人物が延々とモゾモゾ…
これを30日間ぶっ続けで鑑賞したら人間はどうなってしまうのか、興味が無いわけでもないのですが、生半可な映画好きが上映会に参加したら、とんでもない目にあってしまうのは間違いないでしょう。
完成作品は世界同時上映されるそうです。
そして、上映終了後には全ての映像データが消去されるそうなので、完全な「アンビアンス」を見届けるチャンスは1度きりなんだそうです。
日本でも公開されるのか…?
これまでに公開された映画の中で、最も上映時間の長かった作品は2011年に公開された「モダンタイムス・フォーエバー」というドキュメンタリー映画で240時間。
見終わるまでに10日間かかる大作ですが「アンビアンス」は、その3倍。
1ヶ月間ぶっ続けの上映は、公開場所の確保や料金設定など、現実的なハードルも多いと思われるのですが、日本で公開される可能性はあるのでしょうか?