ハリネズミは可愛い!!!
ハリネズミカフェがオープンすれば客が殺到するほど、ハリネズミの可愛さは人を虜にしてしまう。
しかしハリネズミに、こんな「あるある」が存在することは、あまり知られていない。
「ハリネズミ柵にハマりがち」
なぜかハリネズミは狭い柵の間を通り抜けようとした挙句、途中で挟まって身動きが取れなくなってしまいがち。
そこには意外な理由があった…
ドイツでハリネズミ挟まる
かつて西ドイツの首都だった都市ボンに位置するサッカー場で珍事件が発生した。
早朝のサッカー場で発見されたのは「フェンスの柵に挟まって身動きがとれなくなってジタバタしている一匹のハリネズミ」だった。
発見者の通報によって、現場には困った時に頼りになる消防隊員が急行。
ボルトカッターでフェンスを切断して、申し訳なさそうにうなだれるハリネズミの救出に成功した。
幸いなことにハリネズミに怪我はなく、その日のうちに自然界に帰っていったとのこと。
ニュースは以上だが、気になるのは「ハリネズミが柵に挟まった理由」だ。
この挟まるハリネズミ問題に答えを出してくれたのは、ドイツに実在する「ハリネズミ財団」の研究者タイナス・ハビッチ氏だ!!!
ハリネズミが柵に挟まる理由
サッカー場のフェンスに挟まったハリネズミのニュースに対して「ハリネズミ財団」に所属するドイツ人のハリネズミ研究者タイナス・ハビッチ氏は、意外な事実を明かした。
「ハリネズミは自分の鼻を追いかけるように移動する習性があることで知られています。ですから、このように柵の間に挟まってしまうハプニングが起こってしまうのです」
つまり「柵の隙間を自分の体型で通れるか?」など深く考えず、あの尖った鼻を追いかけているうちに、ハリネズミは柵に挟まってしまうらしい。
またタイナス氏によればハリネズミには、こんな意外な習性も…
「ハリネズミは食べ物の匂いを嗅ぐと、頭の中が食べ物のことで一杯になってしまい、周囲の危険について考えることが出来なくなってしまいます。そのためハリネズミはトラブルに巻き込まれやすいんですよ」
SEGAの名物キャラ、ハリネズミのソニックは俊敏で賢そうなのに、実際のハリネズミは「食べ物で頭が一杯になってトラブルに巻き込まれる」ギャグ漫画の大ボケ担当のような習性の持ち主だった。
ハリネズミ愛好会の皆さんは「こいつは今、食べ物のことしか考えてないんだろうな」なんて心情を察して愛でると、さらに可愛さのランクがグッと上がるのでは、なかろうか。