【怖い未解決事件】失踪から7年後に廃墟の煙突から白骨で発見された男

これまでにも色々な海外の未解決事件を紹介してきたけれど、アメリカのコロラド州で発生した「18歳の青年の死」は、公には解決されたことになっていて、捜査は行われていない。

しかし彼の死は多くの謎に包まれていて、偶然では片付けられない事件性を帯びている…

失踪した青年を煙突の中から発見

煙突から白骨で発見された失踪者の謎

2008年5月8日…

18歳のジョシュア・マドックスが、コロラド州ウッドランドパークの自宅から姿を消した姿を消した。

ジョシュアは妹に「散歩へ行ってくる」と伝えて外出したまま、二度と戻ってこなかったのだ。

家族の証言によれば、ジョシュアは明るくて頭も良く、家出や自殺を計画するとは思えないと言う。

消えた青年の行方を追って警察は広域捜査を展開したが、彼の足取りは全くつかめなかった。

2015年8月6日…

煙突から白骨で発見された失踪者の謎

その日、10年ほど使用されず放置されていた山小屋の解体が行われた。

作業員たちは、山小屋の煙突部分から壊し始めたのだが、その際に煙突の内部から有り得ないものが発見された。

それは人間の白骨死体。

解体作業は中止され、警察が白骨死体の身元特定を進めたところ、衣服などから該当する人物が浮かび上がった。

それが、現場の山小屋から1マイル(約1.6km)離れ自宅に住んでいて、7年前に忽然と姿を消したジョシュア・マドックスだったのだ。

なぜ、18歳の青年は誰も使っていない山小屋の煙突の中で、白骨化していたのか?

現場からは不審な点の数々が浮かび上がってきた…

偶然の事故か?他殺か?

この事件で最も不審な点は、ジョシュア・マドックスが煙突の中から発見された時の体勢。

ジョシュアの白骨は、頭を下、足を上にした状態で発見されている。

もし、煙突から室内に侵入するのなら、まずは足から入っていくのが自然だ。

小さな山小屋の煙突は、一人入るのがやっとの狭さなので、中で大勢を変えるのは難しい。

このポイントから、ある疑惑が浮かび上がる。

ジョシュアは何者かによって、煙突の中に頭から放り込まれたのではないか?

さらに、小屋の中からはジョシュアが家を出る時に着ていたズボンやジャケットも発見されている。

これらは、煙突の真下ではなく、より内側に放置されていたので、煙突の上から放り込むことは不可能。

考えられる可能性として、ジョシュアは一度、山小屋の中に入って、何らかの理由で服を脱いだのではないだろうか?

そうなると今度は、一度、山小屋の中に入ったのだから、煙突内での死が更に不自然に感じる…

殺人事件かもしれないが…

煙突から白骨で発見された失踪者の謎

現場に残されていた不審な痕跡から、ジョシュアの死には何者かが関わっている可能性が非常に高いと考える人は多い。

しかし、この事件を担当した検察官はジョシュの死を「偶然の事故死」と結論付け、捜査は打ち切られた。

山小屋の所有者チャック・マーフィーはジョシュの死が偶然ではないと考え、検察官に話を聞きに行った。

「自然死でないのは確かですし自殺とも思えません。他の選択肢はアクシデントによる偶然の死、殺人、その他の原因不明の事故死が考えられますが、事件や犯人につながるような証拠は何も存在しません」

検察官は殺人事件である可能性が高いと見ていたが、いずれにせよ証拠が存在しないので捜査に幕を下ろしたのだ。

果たして18歳の青年は死の直前に何を目撃していたのだろうか…?

こんな本当にあった怖い話も…

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