フロリダ州の水族館で飼育されていたマナティが、2023年4月に突然死してしまった。
それまで健康状態に問題のなかったマナティに何が起きたのか…?
その後、マナティの遺体を詳しく調べると思いもよらぬ死因が発覚した!!!
元気だったマナティが突然死
オスのマナティ ヒューは、1996年からフロリダ州のモート海洋研究所・水族館で飼育されていた。
38歳と高齢だけれど、これまで健康状態には問題なく、水族館の人気者だった。
ところが2023年4月29日、飼育スタッフはヒューの様子がおかしいことに気付いた。何かあったのかと注視していたが、間もなくしてマナティのヒューは亡くなってしまった。
その後、ヒューの死因を特定するために検視を行うと結腸に14.5cmの裂傷が確認された。
マナティの死因「激しい交尾」だった!?
この事から、水族館側はヒューの死因を次のように結論付けた。
「同じ水槽で飼育されていた実の兄弟バフェットと激しく交尾したことで、結腸が14.5も裂けてしまい、それが原因となって死亡した」
これまでにもヒューとバフェットは恋人同士のように、親密に過ごすことがあったけれど、お互いを傷つけるような行動は確認されていなかったため、水族館側も2頭を引き離すことはなかったとのこと。
野生のマナティの間でも、オス同士で交尾することがあるそうだ…