ドイツ人のニコ・ブレナーは、Dr.Knarfのアーティスト名でラッパーとして活動していた。

しかし、今から2年前にニコは取り返しのつかない災難に見舞われた…
麻薬密造中の爆発事故でラッパー重症
2017年2月…
ニコ・ブレナーは地下のレコーディングスタジオで、ドラッグを密造していた。
可燃性の高いガスを使用して、高濃度の大麻エキスを作っていたのだが、その作業中にハプニングが起きた。
ニコのすぐ近くにあった、大量のガスを含むボトルが大爆発をおこしたのだ。
炎が体中に燃え広がり、パニック状態でスタジオから表に出たところを目撃した人が通報し、病院へ緊急搬送され手術が行われた。
ニコは全身の皮膚の40%が火傷を負い、生存の可能性は限りなく低かった。
そして術後は3ヶ月間の昏睡状態が続き、その間に4回の脳卒中に襲われた。
「私は脳が大きく腫れ上がったため、頭蓋骨の一部を除去する必要に迫られました」
ニコは意識を取り戻し順調に回復していったものの、頭蓋骨と損傷した脳が取り除かれた結果、現在でも彼の頭部は半分エグれた状態のまま…
※画像をクリックでモザイクのない写真を閲覧できます。
ご覧のように、想像できないほどの身体的ダメージを負ったニコだが、それでもなおラッパーとしての活動は諦めていないと言う…

ラッパーとして再始動
現在35歳のニコは身体の半身に麻痺が残り、歩行が困難なため車椅子での生活を余儀なくされている。
これだけの大事故に見舞われたニコだが、ドラッグ密造の容疑で刑事訴訟も進行中。
しかし驚きなのは、ニコは再びDr.Knarfとして2020年にニューアルバム「プロメテウス」のリリースを予定していると言う。
頭を半分失ったラッパーはビートの上で何を語る?