「ハロウィン」はコスプレして街をウロウロする楽しいイベントだと思ってる人も多いだろうけれど、毎年10月31日の訪れるのが恐ろしくて仕方がない人もいる。
それは「ハロウィン恐怖症」に苦しめられている人たちだ…
ハロウィン恐怖症の相談が毎年10月に急増
「ハロウィン恐怖症(サムハイノフォビア)」を抱えている人たちにとって10月31日は1年で最悪の日。
ハロウィン発祥の地アイルランドのダブリンでメンタルクリニックを開業しているウェンディ・クインさんによれば、毎年10月の頭頃からハロウィン恐怖症に関連した相談が急増するそうだ。
ハロウィン恐怖症と言っても、何に恐怖を感じるかは個人差があり、街行く人たちのコスプレやジャック・オー・ランタンが恐ろしい人もいれば、「トリック・オア・トリート!!」と自宅に子供たちがやって来るのを想像するだけで、怖くて仕方がない人もいるとか。
ハロウィンの時期は「魔女恐怖症」「幽霊恐怖症」「ピエロ恐怖症」「暗闇恐怖症」などニッチな恐怖症を抱える人達にとっても憂鬱なシーズン。不安で眠れない夜が続いたり、街中でパニック発作に襲われたり、日常生活に支障をきたす深刻なケースもあるそうだ。
「幽霊やピエロなどハロウィンに関連する恐怖症に苦しんでいる人たちにとっては深刻な問題です。子供の頃に見たホラー映画やサーカスのピエロに感じた恐怖がトラウマとなっていることもあります」
ハロウィンの恐怖をコントロールできない苦しみ
ハロウィン恐怖症の人たちは、たとえ頭で「幽霊や魔女、殺人ピエロなんて存在しない」と分かっていても、自分の恐怖をコントロールできないためメンタルクリニックに救いを求めやって来る。
クイン医師はハロウィンにまつわる恐怖症に怯える人たちに認知行動療法や催眠療法による治療を行っていて、症状が緩和したり完全に克服できるケースも有るとか。
毎年のハロィンに怯えていた人たちはメンタルクリニックの受診をおすすめします。