謎の奇病「笑い病」のパンデミック
学校に通う少女達が突然笑いが止まらなく奇妙な現象は、1日経っても解決することはなく、日に日に酷くなっていった。
最初は数名だけだった笑いの発作は、徐々に周りの生徒にも伝染。やがて学校全体に笑い病が広がってしまい、その影響を受けなかった教師や生徒の両親たちを唖然とさせた。
症状には個人差があり、笑いを通り越して泣いたり、叫んだり、暴れたり、全身の痛みや呼吸不全を起こしたり、失神する者も相次いだ。
このような症状が数時間で収まる者もいれば、16日間も症状が続くこともあったと言う。
生徒たちが常に笑い続けているため、学校は休校となり、手に負えないと教師の退職も相次いだ。
更に、原因不明の笑い病は、徐々に周辺のエリアにも広がっていき、周辺の村や学校で子供だけでなく大人の中にも、笑いの止まらなくなる人たちが現れた。
数カ月後には、隣国のウガンダにまで笑い病は伝染。1000人以上に影響を及ぼした。
現地には医者や科学者も派遣され原因特定を急いだけれど、解明することは出来ず深刻な社会問題となっていった…