殺人犯は元プロ野球選手…セカンドキャリア失敗で多額の借金を抱え絶望

輝かしい成績を残したアスリートが、選手を引退した後のセカンドキャリアで失敗して、犯罪者に身を落としてしまうケースは意外と多い。

かつて韓国のプロ野球界で活躍した元人気選手も、引退後に実業家へ転身。しかし失敗続きで多額の謝金を背負い、挙句の果てに恐ろしい事件を引き起こし、この世を去っていった…

韓国の元プロ野球選手が起こした殺人事件

韓国の人気プロ野球選手イ・ホソン

1967年生まれのイ・ホソンは、高校、大学野球で活躍した後に、1990年にヘテタイガース(現:起亜タイガース)へ入団してプロ野球生活をスタート。

韓国の元プロ野球選手が起こした殺人事件

強打者として活躍して、ゴールデングラブ賞を2回獲得。韓国プロ野球選手協議会会長も務めた後に、2001年引退。

コーチ就任のオファーも全て断り、実業家へ転身して第二の人生を歩み始めた。

度重なる事業の失敗で多額の借金

プロ野球選手を引退後、すぐにイ・ホソンは結婚式場「ホソン・ウエディングプラザ」を開業するも2年ほどで廃業。

失敗を取り返そうと10億ウォンもの融資を受けてギャンブル事業に参入を試みるも、市民団体の反発を受けて計画が頓挫。投資家からは詐欺で訴訟を起こされ、多額の借金を背負うことになった。

韓国の元プロ野球選手が起こした殺人事件

2005年には不動産投資に絡んだ詐欺容疑で逮捕。2ヶ月後に保釈されたものの、借金を返す当てもなく、妻と子供の前から姿を消した。

こうして人生を転落していったイ・ホソンは、とんでもない事件を起こす…