殺人犯は元プロ野球選手…セカンドキャリア失敗で多額の借金を抱え絶望

イ・ホソンと交際中の女性と娘3人が謎の失踪

2008年2月18日…寿司屋を経営する45歳の女性キム・ヨンソクと3人の娘が忽然と姿を消した。

韓国の元プロ野球選手が起こした殺人事件

連絡が取れなくなったことを不審に思った親族が3月3日に捜索願を提出。

警察が捜査を始めると、意外な事実が発覚した。

失踪したキム・ヨンソクは元プロ野球選手イ・ホソンと2006年頃から交際中で内縁関係にあったのだ。

キム・ヨンソクと娘たちが暮らしていたマンションの防犯カメラ映像を確認すると、一家が音信不通となる2月18日の夜に、不審な男の姿が残されていた。

帽子を被った男はマンションから大きな荷物を何度も運び出していて、30分の間に4回も往復。

ただ、防犯カメラ映像が不鮮明だったため、この男が誰だったのかは特定に至らず。

また失踪直前の2月15日にキム・ヨンソクが銀行から1億7000万ウォン(約1800万円)の預金を引き出していたことも発覚。

警察はイ・ホソンがキム・ヨンソクと3人の娘の失踪事件に関わっていると断定。3月10日に指名手配して広く情報提供を呼びかけた。

ところが、事件は思わぬ展開を迎える。

指名手配を公表したその日のうちにイ・ホソンが水死体で発見されたのだ…