24歳のライアン・シングルトンは、モデルや俳優で成功することを夢見てハリウッドで精力的に活動していた。
2013年7月9日…
ライアンは週末をラスベガスで過ごした後に、レンタカーでロサンゼルスの自宅へ向かった。
しかし、途中の砂漠地帯でライアンの乗っていた車が故障して立ち往生してしまう。
この車の故障さえなければ、ライアンは今でもショービジネスの世界で輝いていたのかもしれない…
男性モデルの不可解な失踪
車が故障して困り果てていたライアンは、通りかかったハイウェイパトロールにピックアップしてもらい、カリフォルニア州ベイカーのガソリンスタンドまで送り届けてもらった。
そのガソリンスタンドからライアンは友人に電話して、迎えに来てほしいと依頼。
すぐに友人はベイカーへ向かったのだが、ライアンの姿はどこにも見当たらない…
どこかで行き違いになってしまったのか?
待てど暮らせど、友人や親しかった知人のもとへライアンからの連絡は一切無く、行方がわからなくなってしまった…
臓器の無い遺体を発見
友人はロサンゼルスの警察にライアンの捜索願を提出したが、一向に足取りはつかめなかった。
しかし、ライアンの失踪から3ヶ月後、彼の母親のもとに警察からショッキングな知らせが届いた。
「息子さんが遺体で発見されたのですが…遺体からは目も心臓も肺も肝臓も腎臓も無くなっていました」
遺体が発見されたのは、最後にライアンが目撃されたベイカーのガソリンスタンドから僅か3kmほど離れた場所。
すでに遺体は腐敗が進んでいたため、正確な死因は特定することができなかったが、目、心臓、肺、肝臓、腎臓が無くなっていた。
ライアンの臓器が無くなっていたことについて、捜査当局は野生の動物、例えば周辺に生息しているコヨーテなどに食べられた可能性が高いと結論づけた。
しかし、ライアンの母親アイリスさんは「息子は違法な臓器売買に巻き込まれ殺害された」と主張している。