【実話】脱獄犯が牢屋に置き手紙「2週間後に戻る」切実な理由とは?

2020年6月2日の深夜…イタリアのローマに位置するレビッビア刑務所で脱獄事件が発生した。

看守の目を盗んで逃走したのは、40歳のダバド・ズカノビッチと46歳のリル・アメトビック。二人はいとこ同士で同じ牢屋に収監されていた。

詐欺や盗品の売買などで逮捕されたダバドとリルは、2029年まで懲役刑が課されていたのだが、二人にはどうしても脱獄して娑婆に出なければならない切実な理由があったようなのだ…

脱獄犯が牢屋に置き手紙で2週間後に戻る

脱獄犯が置き手紙「2週間後に戻る!!」

まずは、いとこの囚人ダバドとリルが、どのように脱獄したのか見てみよう。

①二人は収監されていた牢屋の窓の鉄格子を切断。

②消火ホースをロープのように使って刑務所の中庭に降下。

③外壁をよじ登り、脱獄防止の有刺鉄線をワイヤーカッターで切断。

④脱走を成功!!!

このような手口で、二人は映画さながらの脱走劇を成功させたのだが、この脱獄事件にはまだ続きがある。

脱獄が発覚した後に二人が収監されていた牢屋を調べると、そこには刑務所の看守に宛てた置き手紙が残されていた。

「15日後に戻ることを約束する」

何故せっかく脱獄が成功したのに二人は再び刑務所に戻ると予告しているのか!?その理由が置き手紙に書かれていた…

自分たちの子供を守るため脱獄したパパ

いとこの脱獄犯ダバドとリルが遺していった手紙には、二人が脱獄を選んだ理由も書かれていた。

要約すると、二人が収監される前に手を染めていた犯罪ビジネスに自分の子どもたちが巻き込まれてしまっているようで、急いで助けに行かなければならないほどヤバい状況らしいのだ。

ダバドとリルの妻も逮捕され刑務所にいるため、子どもたちを守るには自分たちが脱獄する以外に選択肢がなかったのだとか…

脱獄で懲役プラス5年?

脱獄犯が牢屋に置き手紙で2週間後に戻る

どんな理由があるにせよ、刑務所からの脱獄は重罪。

イタリア警察は各所に指名手配写真を配布して二人の行方を追っているが、まだ逮捕には至っていない。

もし二人が約束を守って再び収監されたとしても、脱獄によって懲役刑は5年ほど追加されるとのこと。

後々、映画化やドラマ化されそうな脱獄劇だが、果たしてどんな結末を迎えるのか?

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