両脇を特殊部隊の警察に挟まれた中年男性。
一見、どこにでもいそうな風貌の男だが、実は、世界でも最も危険なメキシコの麻薬カルテル「シナロア・カルテル」に雇われていたヒットマン。
しかも、これまでに650人以上を殺害し遺体を酸で溶かしてしまった。
多くの未解決殺人事件の実行犯だった、恐るべき男の犯行の手口を見ていこう…
650人の遺体を溶かした殺し屋「スープ男」
サンティアゴ・メザ・ロペスは、メキシコ裏社会の中で「EL Pozolero(スープメーカー)」の異名で知られる殺し屋だった。
その由来は、依頼を受けて殺害した被害者の遺体を、酸で「スープのように溶かしてしまう」からだ。
だが、そんな残虐非道の限りを尽くした殺し屋サンディアゴは、2009年に「300人以上を殺害した」容疑で逮捕、拘束された。
こちらは逮捕当時の映像…
あまりに被害者の数が膨大なのと、徹底して証拠を隠滅していたので、現在でもサンディアゴの裁判は継続中。
それどころか、新たにサンティアゴが殺害に関与したと見られる、大量の人骨が地中より発見されてしまった。
青い布の上にあるのは、全て地中から発掘された人骨…
現場はメキシコ最北の州、バハ・カリフォルニア州ティファナ地区。
この地区を拠点にしていたサンディアゴは、被害者の遺骨を地中に埋めていたと見られ、数年前から発掘調査が行われていた。
そして、これまでに推定で240人分に相当する、重量200kg近い人骨が発見されのだ。
しかも、ティファナ地区の現場付近には、まだまだ被害者の遺骨が埋められているとも言われているので、警察は650人以上がサンティアゴによって殺害され、遺体を溶かされ、骨だけが地中に埋められたと推測している。
逮捕から10年近くが経っても、メキシコの「スープ男」によって行われた大量殺人の全貌は、まだ見えていない…
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