【残酷LGBT実話】セルフ性転換手術で女に憧れる17歳少年が重体

手塚治虫の名作漫画「ブラック・ジャック」には、天才外科医のブラック・ジャックが自分で自分の腹部を切開して手術をするシーンがある。

自分にメスを突き立てる場面を想像するだけで震え上がりそうな恐怖を覚えるが、中国では、独学で自ら性転換手術を行った少年がニュースとなった。

ブラック・ジャック 劇場版ブラック・ジャック 劇場版

自分で性転換手術を行った17歳

孤独な少年

中国の広州に暮らす少年シャオ・ミンは昔から「自分が男であること」に違和感を感じていた。

やがて「自分は女にならなければならない」と決意したシャオは、16歳の時に両親へ「性転換手術を受けたい」と伝えた。

しかし両親には理解してもらえず、シャオは実家を飛び出してしまう…

学校にも通わず、怪しい仕事に携わり稼いだお金で女性ホルモンのエストロゲンを購入し注射した。

性転換についての悩みを抱えるシャオは、同じような境遇の少年58人とネットで繋がりグループを作っていた。

本当は一刻も早く性転換手術を受けて女性になりたいシャオだったが、家出少年に莫大な手術費用を用意することは難しい。

そこで17歳になったシャオは、あまりにも無謀な選択肢を選んでしまった。

シャオは自宅で大量のアルコールを飲んだ後に自ら麻酔を注射し、睾丸を2つとも切り落としてしまったのだ。

当然、医学知識のない17歳の少年が独学で行ったセルフ手術のため、シャオは大量に出血。

命の危険もあるほどの出血だったためシャオをサポートしていた友人が救急車を呼び、すぐに大学病院へ搬送された。そして…

自分は女になりたいんだ

シャオが搬送された大学病院で治療を担当したのは泌尿器科責任者ワン・ションヤン医師。

「少年は『自分は男になりたくない、女になりたいんだ』と繰り返していた。髪の毛を長く伸ばしていて、少女のようにも見えたし、女性ホルモンのエストロゲンを射っていたそうです」

病院にはシャオが切り落とした睾丸も届けられていたが、彼の意思を尊重し手術で再び結合されることはなかった。

Photo|express.co.uk

手術後のシャオの様態は安定しているが、治療を行ったワン医師の心境は複雑だ。

「私たちは全ての患者の意志と決定を尊重します。しかし自分で危険な手術を行うことやエストロゲンを注射することは肯定できません」

知識ない人が自分で手術をすると感染症や臓器損傷のリスクも高く、今回のシャオの行動は危険極まりない。

両親が息子の悩みを受け止めていれば、このような結果にはならなかったかもしれないが…

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