未解決失踪事件4「大胆な誘拐犯」
1990年10月12日…
マリア・マルチネスは、地元アリゾナ州のローカルラジオ番組に電話出演して、自身のベビーシッターの仕事をPRした。
放送から間もなく、ラジオ局に「明日、彼女へ仕事を頼みたい」と男性から連絡が入り、マリアはオファーを快諾した。
翌日、電話で仕事を依頼してきた男性がマリアの自宅へ車で迎えにやってきた。
それから数分後、マリアの両親の元に電話がかかってきた。
「助けに来て!!誘拐されてしまったの!!!」
マリアからの助けを求める電話は、場所や状況を伝える前に切れてしまった。
それ以来、マリアの姿を見た人は誰もいない。
警察による大規模な捜査が行われたが、大胆にもラジオ局へ電話をかけてきた誘拐犯の男が誰だったのか、その手がかりさえ掴めなかった。