「何か不思議な特殊能力を持っているんじゃないか?」と話題になっているのが…
アメリカの老人ホームで飼われている、こちらの猫のオスカー。
なんとこのオスカーは人間の死期が見えていると言うのです…
老人ホームの死を予言する猫
アメリカ東北部ロードアイランド州の老人ホームに猫のオスカーがやって来たのは2005年。
入居者の心のケアを目的に飼い始めたそうですが、オスカーは老人ホームの人たちに全く懐かないし、近寄っても来ない。
ところが次第に「オスカーには特別な力があるのかもしれない」「人の死を予言できるのかもしれない…」と、職員の間で噂されるようになりました。
ほとんどの時間を一匹で過ごしているオスカーですが、気まぐれに入居者のところに寄ってきて膝の上で丸くなって寝たり、スキンシップを取ることがあるそうなんです。
すると、数時間後にオスカーと触れ合った入居者が息を引き取る…そんなことが、これまでに100件以上も起こっているそうなんです。
この偶然では片付けられないオスカーの不思議な能力には医師も注目していて、ある可能性を指摘しています。
人間には分からない死の匂いを嗅ぎ分けてる?
老人ホームのデビッド・ドーサ医師によれば…
「オスカーは怖がりで警戒心の強い猫です。物置やクローゼット、ベッドの下に隠れていることが多いのですが、誰かの死期が近づくと人前に出てくるのです」
同様のケースが25件を超えた頃、老人ホームの医師や職員も、偶然では片付けられないオスカーの特殊能力に注目するようになったそうです。
現在では、もう長くなさそうな入居者のもとにオスカーが寄ってくると職員が親族に連絡を入れて「もしかしたら、もうすぐ亡くなるかもしれないから、会いに来ませんか?」と最期の面会を伝えることもあるとか。
デビッド・ドーサ医師は「オスカーが患者の体調の変化を嗅ぎ分けて、死を予言しているんじゃないか?」と仮説を立て、検証中。
他にも、オスカーは「老人の動きの変化で死期が近いのを読み取っている」「死臭の初期段階を感知している」などの指摘もありますが、真相は定かじゃありません。
人見知りの猫には何が見えているのでしょうか…?