日本の裏社会でも出回る量が増えてきた「コカイン」。
皆さんもコカインがどんな薬物なのか、ある程度理解できていると思います。
・コカの葉を原料としたドラッグ
・効果は短時間
・丸めた紙幣などで鼻から吸い込む
このコカインを長期間に渡って鼻から吸い続けると、どうなるのか?
ヨーロッパでも指折りのコカイン消費大国イギリスでは、あるコカイン依存症男性の投稿した画像が話題となっています。
コカイン依存生活25年で鼻グチャグチャ
イギリスの都市マンチェスターに住むイアン・ヒギンソンさん44歳。
ムッキムキで健康的に見えますが、イアンさんは10代の後半から25年にわたってコカインを摂取し続けた重度のジャンキーだったんです。
亡くなった母親が遺産として残した自宅も売り払って、これまでに8万ポンド、日本円で約1100万円以上ものコカインを購入し、鼻から吸い込み続けてきたそうです。
そんなイアンさんがコカイン沼から抜け出すきっかけとなったのは、自分自身の肉体に現れた衝撃の変化でした。
コカイン依存が絶頂期だった2016年頃、イアンさんは、いつもコカインを吸っている鼻の穴に激痛を覚えます。
この時、イアンさんの鼻の穴は長期間のコカイン吸収でグッチャグチャの状態だったんです…
※画像をクリックすると…
つい先日、イアンさんは「コカイン依存症の恐ろしさ」を世間に訴えるため、この画像をFacebookに投稿。
「この画像で誰かの人生を変えることが出来れば本望だ。コカインは私に有益なものを何も与えてはくれなかった。誰かを助けるためにも、この画像を拡散してほしい」
当時、激痛に耐えかねたイアンさんは病院で診察を受けると「脳の感染症や癌の疑いもある」と診断され入院。
イアンさんはコカインに対するアレルギーを持っていることが判明したんですが、その後もコカインは止められず、鼻は常にグッチャグチャ。
ようやく2018年から薬物断ちを決意し、現在は素敵なガールフレンドと一緒に更生の道を歩んでいるそうですが、過去の依存症生活で失ったものは、あまりにも多いそうです…
元コカイン中毒者の後悔
母親が残した遺産を食いつぶしながら、週に1000ポンド(約14万円)もコカイン購入にあてていた時期もあると言うイアンさん。
しかし、コカインでハッピーになれるどころか、人間関係は破綻して、気付けば孤独な生活を送っていたとか。
「友達の目の前でコカインを吸えば、それまでの関係は全部台無しだよ。完全に私はコカインの奴隷だったんだ。コカインから得られたものは何もないよ…」