クリスマスの怖い話10「正体不明の遺体」
1996年12月18日…
バージニア州アナンデールにあるプレザントバレー記念公園の敷地内で、60歳前後と見られる女性の遺体が発見された。
遺体は頭にビニール製の買物袋を被り、袋を閉じた状態で窒息死していた。
所持品は、少額の現金、携帯用のカセットテーププレイヤー、お笑いを録音したテープ、そして高さ20cmほどの小さなクリスマスツリーの置物…
身分証を持っていなかったため、身元の特定や親族へ連絡することも出来なかった。
ただ、女性が所持していた小さなメモには次のように書かれていた。
「解剖せずに火葬してほしい」
警察は自殺と断定したが、20年以上たった今でも「彼女が何者だったのか?」「なぜクリスマス直前に命を断ったのか?」詳しいことは明らかになっていない。
クリスマスの怖い話11「消えた親子」
テキサス州ロックハートに住む38歳のラトリシア・ホワイトは、クリスマスの夜を彼氏のリー・ダブ・ウェイカーゲンと彼の9歳になる息子チャンスと一緒に過ごしていた。
しかし翌日、自宅のベッドの上で6発の銃弾が打ち込まれて死亡しているラトリシアが発見される。
現場に親子の姿はなく、警察は容疑者としてリーを指名手配した。
その後、乗り捨てられたリーのピックアップトラックは発見されたものの、親子の足取りは一向につかめず、今まで行方は分からずじまい。
しかし、親子の失踪から4ヶ月が過ぎた頃、リーの元妻の実家に1本の電話がかかってきた。
「助けてください…」
その言葉だけ残して切られた電話の声は、幼いチャンスにそっくりだったと言う。