【未解決の謎】世界3位の大富豪が飛行中の機内から姿を消す失踪事件

アルフレッドの遺体を発見

上空を飛ぶ飛行機の機内から姿を消す、謎の失踪事件から約2週間後のことだった。7月19日に、フランスの海岸近くに浮かぶ男性の遺体を漁船が発見した。

死後かなりの時間が経過した遺体は酷い有様だった。しかし、着用していた衣服から、遺体は飛行機から姿を消したアルフレッド・ルーヴェンシュタインだとフランス当局が断定。

アルフレッドの妻の要請で検死も行われたが、目立った外傷や薬物などは検出されなかった。

ただ不審な点がなかったわけではない。遺体の血中からは微量のアルコールが検出されたのだが、生前のアルフレッドは全く酒を口にしないことで知られていたのだ。

うっかり飛行機の外に出てしまった?

あまりにも謎の多い大富豪の死が報じられると、アルフレッドの経営していたルーヴェンシュタイン社の株は大暴落した。

そして、関係者からの聞き取り調査を行ったベルギー当局は、詳しい検証を行うこと無く「アルフレッドの死は偶然起きてしまったもので、事件性はない」と、すぐに結論付けて捜査を終了。

普通に考えれば「莫大な財産を持つ大富豪が、飛行機に同乗していた誰かの手によって消された」と考える方が自然に思えるが…