【未解決事件】裏社会を知りすぎた経営者の不審死と謎の女からの暗号

夫からの秘密の告白

心配になったルースは、警察や病院へ連絡しようとしたが「家族の命に関わるから、やめてくれ」とチャックが強く反対し、自宅で療養することになった。

数日後に体調が回復したチャックは、妻にだけ自分の秘密を打ち明けた。

「ここ数年、連邦政府からの依頼で秘密裏に仕事を請け負っているんだ…

それが、どんな仕事なのか詳しくは語らなかったが、ルースにとっては寝耳に水だった…

謎の女からの伝言

しばらくして、チャックは再び仕事を再開。

平穏な日常を取り戻したかのように思われたが、2ヶ月後に再び姿を消してしまう。

夫に強く止められているのでルースは警察に捜査を依頼することが出来ず、不安をつのらせながら連絡を待ち続けた。

そして失踪から9日後、自宅にいたルースへ謎の女性から電話がかかってきた。

「ルースですか?モーガンは無事よ。伝道の書12、1-8」

それだけ伝えると電話は切られた。

謎の女が何を伝えたかったのかルースには見当もつかなかったが、その後、チャックの失踪は最悪の結末を迎える。

失踪から11日後、ツーソンの街から60kmほど離れた地点で、買ったばかりの新車の側に横たわるチャックの遺体が発見された…