中国企業の斬新な健康促進制度「ボーナス支給額が運動量で変動」

中国の広東省にある従業員数100名ほどの製紙会社東坡製紙が、斬新なボーナス制度を採用して話題となっています。

以前までは従業員の業績に基づいてボーナスの支給額が決定していたのですが、新たに「どれだけ体を動かしたか?」によってボーナス支給額を決定する方針に変更。

狙いは従業員の健康的なライフスタイルを促進するためなんだそうです。

社員の運動量でボーナス支給額が変動!

「従業員が健康でなければ会社は存続できません。なので3年前から従業員にスポーツやフィットネスを推奨しています」

こう語るのは、運動量に応じてボーナス支給額が変動する制度を取り入れて話題になっている中国の企業東坡製紙のリン・ジヨン社長。

従業員の運動量はスマホのアプリで集計。毎月50kmマラソンすれば、ボーナスを満額受け取ることが出来るそうですが、40kmだと60％、30kmだと30%と、体を動かさないとボーナス支給額が減少。

思い切った昇給制度ですが、「健康とお金を両方手に入れることができて一石二鳥」と満足度は高く、全社員がボーナスを満額受け取っているそうです。

東坡製紙がニュースで取り上げられると「素晴らしい制度だ」と称賛する意見が出る一方…

「健康に問題を抱えている従業員の差別に繋がらないか?」

「心臓発作などの危険性を抱えている人もいるだろう」

「金のために無理して体壊す可能性もあるんじゃないか?」

など一定数のネガティブな意見も…