山の怖い話3「カンテガ峰の秘密」
ネパールのヒマラヤ山脈には「カンテガ峰」と呼ばれる尾根がある。
標高6782mに位置して、この場所に人類が初めて登頂したのは1964年。
数年前、このカンテガ峰に世界中の陰謀論者たちの注目が集まった。
不思議なことに、グーグルアースでカンテガ峰を見てみると、真っ黒に塗りつぶされているのだ。
例えば、軍事施設など機密性の高い場所がグーグルアースやグーグルマップで表示されないケースは少なくない。
しかし、標高6700mを超える山の上に何があると言うのか?
この事実が知れ渡ると「UFOの発着基地があるんじゃないか?」「秘密の軍事設備か?」などの憶測が実しやかに囁かれた。
果たして、ヒマラヤの山頂にあるのは、表に出せない秘密の施設か?単純にグーグルアースの不具合だったのか?
山の怖い話4「時空が歪む山」
ドイツとオーストリアの国境に位置するベルヒテスガーデンアルプスに、ウンタースベルク山がある。
この山には多くの伝説が残っていて「山の何処かにローマ皇帝の遺体が埋められた」「山間に古代文明があった」「森の中を未確認生物がうろついている」など。
そして、ウンタースベルク山を訪れた登山客の中には不思議な体験談を語る人が少なくない。
「気付いたら何時間も経過していた」
「目を覚ますと別の場所に移動していた」
このような体験談が広まると、ウンタースベルク山では「宇宙人による拉致事件が発生している」「時空の歪む場所が存在する」などの噂が囁かれるようになった。
オーストリア人の作家スタン・ウルフは、噂を検証するために友人と一緒にウンタースベルク山へ登ってみた。
そして彼らは、ある地点で時計が通常よりも早く進む、または遅く進む場所を発見したと報告した。
更にスタン・ウルフは、第二次世界大戦中から洞窟の中で生活しているドイツ軍の兵士のグループと遭遇したと語った。
兵士たちの容姿は若々しく、第二次世界大戦が最近終わったばかりだと信じていたとか。
ウンタースベルク山には、人知を超えた何かがあるのかもしれない…