【クリスマス未解決事件】イブの夜に自殺した妻と盗まれた戸籍の謎

自殺した妻は何者だったのか?

本当にあった怖い事件自殺した妻は何者だったのか

エリカが隠し持っていた出生証明書はベッキー・スー・ターナーという女性のものだった。

このベッキーなる人物について調べると、かつてワシントン州シアトルの郊外に暮らしていた家族の娘で、1971年に2歳で死亡していたことが明らかとなった。

エリカは何らかの手段で死亡した幼女の出生証明書を入手し、1988年頃からベッキーに成りすまして生活を始めた。

幼女ベッキーは産まれた州と死亡した州が異なっていたため、出生証明書の不正利用がバレなかったようだ。

その後、エリカはベッキーに成りすましてアイダホ州で運転免許証を取得。数カ月後には、合法的にロリ・エリカ・ケネディと改名して戸籍を洗浄。

2004年にブレイク・ラフと出会い結婚したことでロリ・エリカ・ラフとなった。

調査によって、エリカはベッキー・スー・ターナーに成りすまして生きてきたことまでは明らかになった。

しかし、ベッキーに成りすます以前の彼女について、本名や生年月日、出生地などは依然として謎のまま…

過去を話さない妻

本当にあった怖い事件自殺した妻は何者だったのか

やがてエリカはブレイク・ラフと出会い、恋愛期間を経て結婚することとなる。しかし、ブレイクの両親は息子から交際相手として紹介された時にエリカに対して不信感を抱いていた。

ブレイクの両親がエリカに家族や過去の思い出について質問しても、彼女は話をそらし「両親は既に他界しているし、兄弟もいない」と、多くを語らなかった。

そしてエリカとブレイクは2004年に結婚することになったが、結婚式に立ち会ったのは牧師だけ。

エリカは自分の過去を徹底して隠し続けたが、夫婦仲は良好で2008年には待望の娘を授かった。

しかし、娘の誕生直後からエリカは精神的に不安定になり、不可解な言動を見せ始める…