心の奇病「世にも奇妙な恐怖症」まとめ…理解され辛いメンタルの病

7新規恐怖症(Neophobia)

新規恐怖症

新しい場所へ行ったり、新しい人達と出会ったり。

何か新しい事柄に対して恐怖、嫌悪、不安を覚えるのが「新規恐怖症」です。

新規恐怖症の人達は、最新のガジェットや新発売の食品、最新の流行などへ気軽に手を出すことが出来ず、積極的に人と出会って交友関係を広げることも出来ません。

この新規恐怖症の原因の一つは「現状を維持したい」という欲求によるものなんですが、人間は常に新しいものを求めて社会を発展させてきたので、新規恐怖症の人達は社会の流れに逆行してしまいがちです。

ただ、新規恐怖症の人達が社会に悪影響を与えるわけではなく「現状を維持して生活する」のも一つのライフスタイルなので、それほど深刻ではないようにも思える。

8携帯電話不携帯恐怖症(Nomophobia)

携帯電話不携帯恐怖症

今、世界中で患者が急増しているのは、手元にスマホがないと不安や恐怖を感じる「携帯電話不携帯恐怖症」です。

過去に、携帯を持ってなくて失敗した、損をしたなどのネガティブな経験のある人が、この症状に陥りやすいとか。

イギリスでは1000人を対象に調査したところ、なんと66%もの人が携帯が手元にないと恐怖や不安を感じると明らかにり、特に若い世代の割合が多いそうです。

主な症状としては、手元に携帯電話がないことで不安、孤独、退屈を感じて、症状が重くなると耐え難い恐怖を感じることも…

9恋愛恐怖症(Philophobia)

恋愛恐怖症

新しい恋を始めることを恐れてしまう「恋愛恐怖症」は、過去の失恋や離婚が原因となるケースが多いそうです。

また、両親の冷え切った関係性などを見て育つことで、恋愛に対して恐怖を抱く大人になることも。

人類は、恋愛感情で惹かれ合った男女によって繁栄してきたのですが、恋愛恐怖症の人は、ロマンティックな感情を抱きそうになったり、恋が始まりそうな予兆を感じると、そこから逃げ出してしまい新しい恋愛が始まりません。

また、誰かが自分との関係性を縮めようとすると、壁を作って警戒してしまう。

さらに、恋愛恐怖症によって常に自分の殻に閉じこもるようになると、家族や友人との関係性にも弊害が出てきてしまうので、精神科医の認知行動療法などによって症状を緩和していくのが効果的だとされています。