反社サンタから小児病院の子供たちに大量のクリスマスプレゼント問題

クリスマスが近づくメキシコの小児病院で、入院する子供たち宛に800個ものクリスマスプレゼントが届けられた。

サッカーボールや自転車、可愛い人形など、どれも子供が喜ぶものばかり。

とても良い話に聞こえるけれど、このクリスマスプレゼントには裏がある。

なんと、このプレゼントを贈ったのは世界中に違法ドラックを売りさばいている反社組織だったのだ!!!

反社サンタから子供たちにプレゼント

小児病院に大量のクリスマスプレゼントをを贈ったのは、世界を股にかける悪名高い麻薬密売組織シナロア・カルテル。

プレゼントにはJ.G.Lと署名が入っていたけれど、これはアメリカの刑務所に収監されているシナロア・カルテルのボスエル・チャポの本名ホアキン・グスマン・ロエラのイニシャルだ。

実は近年、メキシコでは各地の麻薬密売組織が地元の子供達にクリスマスプレゼントを配るのが恒例になっていて、大統領が「プレゼントを受け取るな」と声明を発表するほど社会問題となっている。

麻薬密売組織がプレゼントをバラ撒くのは、善意によるものではなく、地元住民からの支持を得て違法ビジネスをやりやすくするため。

そして子供たちからの尊敬を集め、将来的に人材確保するための狙いもあるとか。