陰謀論と移住先での孤立
一家の妻と双子の妹はフランスの裕福な家庭に生まれ、パリやマルセイユで何不自由なく育った。姉妹は揃って医大に進み、姉は歯科医、妹は眼科医となった。
やがて姉は結婚して子供にも恵まれたけれど、幸せからは徐々に遠ざかっていった。姉妹で陰謀論にハマっていったのが原因だ。

「世界は秘密結社に操られている」「一部の有力者が世界の人口を減らそうと戦争を起こしている」など、根拠のない陰謀論を真実だと信じ込んでしまう陰謀論者は、近年の日本でも問題となっている。
姉妹も陰謀論にハマった結果、周囲の人達を遠ざけるようになり、やがてフランスからスイスに移住。そこでも周囲の人達と交流することも働きに出ることもなく自宅に引きこもる毎日。2人の子供は住民登録もせず学校にも通わせていなかった。

移住後に新型コロナウイルスのパンデミックやウクライナ戦争で世界がパニックに陥ると、姉妹はより一層、陰謀論に傾倒。やがて「この世に安全な場所なんてどこにも無い」と世界に絶望。
「今いる世界よりも、より良い場所へ行く」ために一家揃って自殺することを思い立ち、事前に音を立てずにマンションから飛び降りるためのリハーサルまで行っていたそうだ。
スイスの警察は「全て解明されたわけではないが、事件性も見当たらない」として捜査の終結を発表した。
こんな本当にあった怖い事件も…


