海外で語られている洒落にならないほど最強レベルに怖い話を厳選しています。
海外の人たちが震えた短編ホラーストーリー全40話は、読み終えたことを後悔する恐れもあるので、ここから先の怖い話は自己責任でどうぞ…
怖い話No.1「キャンドル・コーブ」
あるネットの掲示板で、70年代にアメリカで放送されていた子供向けのテレビ番組が話題となっていた。
番組タイトルは「キャンドル・コーブ」。
主人公の幼い女の子が「海賊と友だちになることを想像する」シーンから始まり、可愛らしいパペットキャラが続々と登場する、低予算のセサミストリートみたいな番組だったらしい。
「1話だけ、すごく気持ち悪い話あったよね?」
当時「キャンドル・コーブ」をリアルタイムで視聴していた人たちの間で、あるエピソードが話題となった。
通常は、女の子とパペットキャラクターの楽しい会話で展開される番組が、唯一1話だけ、画面に登場するキャラクター達が終始叫び声を上げ、女の子が泣きじゃくる、不気味で意味不明なエピソードが放送されたそうだ。
そもそも「キャンドル・コーブ」なんて番組は本当に存在したのか?
掲示板を見ていた一人の男性は自分の母親に尋ねた。
「昔やってた『キャンドル・コーブ』って子供番組知ってる?」
息子の質問に母親は驚いた。
「あなた、毎回『キャンドル・コーブ』見てたじゃない。番組が始まると、テレビに釘付けで、私やお父さんが話しかけても全く反応しないから、不気味に思ってたのよ…」
※動画は音量注意…
怖い話 No.2「天使の像」
父と母は、たまには夜の街で羽根を伸ばそうと、信頼できるベビーシッターの女性に子供の世話を頼むことにした。
ベビーシッターが到着した時、子守を任された2人の子供は、すでにベッドで熟睡中。しばらくするとベビーシッターは暇を持て余した。
子供が寝ている1階にはテレビがないため、何もすることがなく退屈で仕方なかった。
そこで、父親の携帯に連絡して「子供たちは寝ているからテレビを見に2階へ行ってもいいですか?」とたずねた。
父親がテレビを見ることを許可すると「あと、もう一つよろしいですか?」と、ベビーシッターは質問した。
「子供部屋の窓から見える、庭の天使の像にブランケットをかけて隠してもいいですか?とても気味が悪いので…」
電話口の父親はしばらく沈黙した後に、こう告げた。
「すぐに警察へ連絡するから子供を連れて家から逃げてくれ!!うちに天使の像なんて無いんだ!!」
父親の通報から3分以内に警察が駆けつけたけれど、すでにベビーシッターと子供たちは…
そして、どこを探しても天使の像は発見されなかった…
怖い話 No.3「オーブンの中の女」
1983年の夏… ミネソタ州ミネアポリスの近くにある静かな田舎街でのこと。
小さな農場のオーブンから女性の焼死体が発見された。
現場となった農家のキッチンには、三脚で立てられたビデオカメラが残されていた。 しかし、カメラの中にはテープが無くからっぽ。
当初、警察は殺人事件として捜査を進めていたが、後に、農場の井戸からビデオテープが発見され、捜査員は頭を抱える。
回収されたテープは状態こそ悪かったが、音声無しで映像だけは再生することが出来た。
そこには、遺体の発見されたキッチンでオーブンの前に立つ女性が映っていた。
女性はオーブンを開けると、何を思ったか自分から中へ入ってしまい、中からオーブンを閉じてしまった。
映像は続く… 8分後、オーブンが激しく揺れ、次第に黒い煙がキッチンへ充満していく…
その後、映像はカメラのバッテリーが切れて45分後に終了した。
警察は周辺住民の混乱を避けるため、テープを発見したことも映像の内容についても公開しなかった。
この事件について警察が頭を抱えた点は2つ。
まず、誰がテープを井戸の中に入れたのか?
そして最大の疑問は、ビデオに映っていた女性と発見された遺体の身長が全く違っていたこと…
怖い話 No.4「オモチャの赤ちゃん」
かつて、アメリカの玩具メーカーがリアルに作られた赤ちゃんのオモチャを販売した。
このオモチャは本物の赤ちゃんのように泣き出し、あやすと泣き止むようになっていた。
しかし鳴き声を止めるのが難しく、多くの購入者を困らせた。
強制的に鳴き声を止めるには強く叩かなければならず、次第に叩いても泣きやまなくなると、購入者の多くは床に叩きつけて壊してしまった。
泣き止まない赤ちゃんの声と、何かを叩きつける音を聞いた隣人が、警察に通報するケースも頻繁に発生。
そして発売から半年もせずに、オモチャを販売中止に追い込む事件が起きた。
ある日、以前にオモチャの赤ちゃんを購入した母親が通報された。
現場に警官が到着すると、その家の床には幼児がぐったり…うつろな目をした母親の腕の中では、オモチャの赤ちゃんが笑っていた。
怖い話No.5「リフォーム」
私と彼氏は中古で一軒家を購入しました。
「キッチンをベッドルームに改装しよう!!」
彼氏は、この家を大胆にリフォームしようと張り切っていました。
彼が作業する間、家中の古い壁紙を剥がすのが私の仕事でした。
以前の住人は家中の壁と天井に壁紙を貼っていたため、私の作業は膨大でしたが、次第に壁紙を剥がすことに快感を覚え不思議な感覚に満たされていきました。
壁紙が破れないよう上手に剥がすことが出来ると、日焼けした時に肌がペロンとめくれた時のような爽快感が味わえたんです。
ちょっとしたゲーム感覚で私は壁紙剥がしに没頭しました。
ですが、作業を進めていくと私は奇妙なことに気が付いたのです。
壁紙を剥がすと、全ての部屋の角に人の名前と日付が書かれていたのです。
気になった私は、壁紙に書かれていた人名をグーグルで検索すると恐ろしいことが明らかになりました。
行方不明で捜索願が出されている人の名前と姿を消した日付が、我が家の壁の記述と一致したのです…
翌日、私は壁紙の下に隠れていた人名と日付のリストを作成して警察に通報すると、すぐに捜査員たちがやってきました。
家の中を調査した後に一人が私にこう訪ねました。
「これまでに剥がした壁紙はどこにありますか?あなたが剥がしていたのは紙ではありません。おそらく行方不明者の皮膚でしょう」
怖い話No.6「地下室の犬」
「絶対に地下室に入ってはいけません」
ママは、いつも私にこう言うの。
だけど私は、どうしても地下室から聞こえる音が何なのか知りたかったのね。
子犬の鳴き声みたいだったから、どんなワンちゃんなのか興味があったの。
ある日、私はママに内緒で地下室へ降りてドアを開けたんだけど、そこには子犬なんていなかったの。
私が地下室に入ったことに気付いたママは、慌てて私を連れ出して叫んだわ。
「何を見たの!?」
これまでママに怒られたことなんて無かったから、怖くて泣いちゃった。
私は、二度と地下室には入らないと約束して、ママからクッキーをもらったの。
だから、地下室で子犬のような声を出していた男の子のことを聞くのはやめたよ。
何で手や足が無いのか気になったけれどね。
怖い話No.7「弟のチャーリー」
弟のチャーリーが、病院に戻ってしまうのは嫌だ。
お父さんと、お母さんは、チャーリーの病気について何度も説明してくれた。
チャーリーには、あまり薬が効かないらしい。
「チャーリーと一緒じゃないと、何をやっても退屈なんだ」と文句を言うと「チャーリーはもっとつらいんだよ」と言われた。
病院の暗い部屋に閉じ込められてるチャーリーを想像すると、嫌な気持ちになる。
僕はいつも「チャーリーに最後のチャンスをあげて」と頼んだ。
でも…
チャーリーが帰ってくると、いつも何かが起こるんだ。
オモチャの金庫の中には、目玉のえぐり取られた近所の家の猫が入っていたり、通りの向こうにある公園のすべり台にパパのカミソリが落ちていたり、ママのビタミン剤とお菓子の乾燥剤が入れ替わっていたり…
チャーリーがいなくなるのは本当に嫌だ。
チャーリーが帰ってくるまで、また僕は普通にしていなきゃならないから…
怖い話No.8「電話がない」
昨夜のことです。
友人から誘われて、私は地元にオープンしたクラブの開店イベントへ出かけました。
お酒を何杯か飲んだ後、ポケットの中に携帯電話が入っていないことに気づいたんです。
座っていたテーブルの周りやトイレなど、店内を探しまわったけど見つからず、友人に電話を借りて自分の携帯を鳴らしました。
数回の呼び出しで、誰かが私の携帯に出たんです。
相手は低い声で笑い、通話は切られてしまいました。
その後は何度かけても繋がらず、最期は諦めて自宅へ戻りました。
すると、部屋のテーブルの上に携帯があったんです。
外出する時に、携帯を忘れていたんです。
でも…
それなら、あの時、電話に出たのは…